EOSガバナンスミートアップが東京で開催

JEDA、EOS Laomao、EOS Pacificが共同開催したEOSガバナンスミートアップが10月24日午後2時に東京で開催されました。
今回のイベントでは、東京からのEOSコミュニティのメンバー、dAppsの開発者、日本のメディアが集まり、EOSガバナンスの現状と既存の問題について議論し、積極的にソリューションを提案しました。

劉 錦沅(JEDA運営責任者):日本市場におけるEOSの発展と現状

JEDA運営責任者、劉錦沅は日本でのEOSの開発とコミュニティの現状を紹介しました。
JEDAは日本に拠点を置くBPとして、日本のEOS開発者とガバナンスファンとの間のオンラインとオフライン活動を積極的に開催し、EOSのメディアプロモーションや情報、資料の翻訳を行っています。同時に、コミュニティの動向を発信し、EOS日本のコミュニティの発展と他のコミュニティとの交流や学習を促進しています。
EOSは日本でゼロから出発し、JEDAは非常に大きな役割を果たしました。 EOSは、言語、文化、地理的に複数の壁があるため、日本のエコシステムにはまだまだ改善すべきところが多くあります。特筆すべき点は、JEDAが日本の取引所へのEOS上場促進に積極的に取り組んできたというところです。


趙余(EOSLaoMao 技術責任者):Everything about EOSBlacklist

EOSLaoMao技術責任者、趙余は「Blacklist」と「Wrap Contract」について紹介しました。 EOSのビジョンは、Life、Liberty、Propertyで世界中の多くのユーザーを引き付けることです。DPoSのコンセンサスアルゴリズムに基づくブロックチェーンとして、Wrap Contractの機能はしばしば誤解を招くことがあります。発表中、趙余はBlacklistの特徴、必要性、応用例、その限界について紹介しました。その後、WrapContractの内容について来場者に詳しく伝えました。

楊揚(EOS Pacific創設者):EMACとEOSガバナンス

EOS Pacific創設者、楊揚は、日本のコミュニティに向けてEMACの開発と確立、現在の進展、EOSガバナンス共同体構築の経験と提案について紹介しました。EOSの開発はコミュニティの力と切っても切れない関係です。EOSは多くの言語を含むグローバルなパブリックチェーンであり、全ての言語のコミュニティがEOSにとって重要な存在です。

パネル・ディスカッション
パネル・ディスカッションの間、来場者はゲストに疑問点などを質問して、交流を深めました。

Q1: EOSエコシステムにおいてのインセンティブメカニズムは何ですか?また、どのように機能しますか?

楊:実際のところ、今はEOSに直接的なインセンティブメカニズムはありません。DPoSのコンセンサスアルゴリズムは、コインホルダーがそれぞれの声を発するというシステムです。同時に、エコシステム全体のガバナンスに対するインセンティブは存在しません。現在、EOSエコシステムのインセンティブメカニズムはBPによって保たれていますが、その進歩は満足のいくものではありません。これは、今回私たちがLaomaoとJEDAで話したいテーマであり、BPが如何にしてガバナンスのインセンティブメカニズムを促進できるのかという問題だと思います。

趙:EOSエコシステム全体には、コインホルダー、BP、ガバナーの3つの役割があります。BPにはインセンティブがありますが、他の2つの役割に対するインセンティブは欠落した状態にあります。ホルダーにインセンティブを与えるべきかについては非常に複雑な問題であり、憲法は現在、BPが賄賂を贈ることを禁じています。

Q2:取引所でコインホルダーの通貨が紛失または盗難された場合、どのように保護すべきですか?

理論上、1.0憲法第9条では、仲裁の申し立てと適応範囲ついては線引きがあります。憲法によると、取引所の盗難は紛争ではなく、仲裁の条件には当てはまらないとなっています。一方で、憲法第2条によれば、不当に得られた如何なる利得も請戻されるべきであり、BPは仲裁なしに被害者の損失を保護するために関連する業務を直接行うことができると記されています。しかし、現在この問題について、執行は不可能な状況です。現在はECAFによって処理されており、失われた財産の回収は凍結の手段しかありません。
このような結果については誰もが不満であり、法規と実情を比べると、何とも言えないものがあります。このような話し合いと交流を通じて、その問題を探求したいと考えていますが、まだ完璧な解決策はありません。

EOSのメインネットはリリース4ヶ月足らずで、まだ完璧ではありません。したがって、コミュニティの発展を促進しなければなりません。EOSのエコシステム管理の構築は少しずつ改善される必要があります。

Q3:EOSには「ガバナンス」と「管理」という要素がありますが、これはブロックチェーンの「分散型」という本来の意義と一致していますか?

ホワイトペーパーの第1版に開示されている目的では、EOSは時代をリードするプロジェクトであると述べられています。事実、BTCはバグ修正のためにロールバック操作を行っており、EOSを含む多くのパブリックチェーンもチェーン自体を管理しようとしています。我々が重要視しているのは、如何にしてブロックチェーン内の権利構造をより良いバランスで構築するかという問題です。

スマートコントラクトを結んだ後、開発者としてはどうすればよいですか? 開発者関連のコミュニティはありますか?また、開発者にインセンティブはありますか?

金融分野ではマスター契約という概念があります。著作権という形で、スマートコントラクトを導入して、著作権として開発者にインセンティブを提供する方式です。

EOSの開発者コミュニティにはオンラインで参加することができます。費用は少し高いですが、魅力的なアイデアを持っているなら、ハッカソンに参加することも可能です。LaomaoとJEDAは11月10日に開発者会議を開催するので、参加することもできますし、開発した製品の料金を設定することができます。それ以外にも、EOSエコシステム内には開発者ファンドがあり、それに申し込むこともできます。

上記の内容に加えて、参加者からは次のような質問も出され、自由な意見交換が行われました。

「EOSのアクティブユーザーの数はEthereumのユーザー数を上回っているが、その理由とは?」

「EOS開発者が最新のデータや資料にアクセスする方法とは?」

「日本のEOSユーザー数、dAppの数量、スマートコントラクトの数はあまり多くないが、どのように会社の発展を促進するのか?」

EOSに興味がある、または疑問に思うことがあり、多くのBPとコンタクトを取ってみたい方は、JEDAのアカウントにフォローをお願いします。今後、より多くのミートアップや様々なイベントの開催を予定しております。

カテゴリー: EOS

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